ブランクがあるけどもう一度楽器を吹いてみたい
舞台上でのあの興奮や感動をもう一度あじわいたい
そんなかたはぜひ吹奏楽団にはいって、楽器の再チャレンジをしてみませんか?
でも、ブランクがあって吹奏楽団にはいるのはなかなか勇気がでませんよね
「ついていけないんじゃないか」「まわりに迷惑をかけてしまうのではないか」そう思ってしまうのもムリはありません
わたしもそうでした
ではブランクがあって楽器の再チャレンジをするのはもう遅いでしょうか?
いいえ、決して遅くはありません
学生時代に打ち込んで、一生懸命に練習した経験はからだにしっかりと染みついています
子育てがひと段落した40代・50代のかたは、やっと自分の時間がもてるようになる時期です
わたしも20年以上ブランクがあり、40代半ばで再チャレンジした1人です
勇気をだして1歩ふみだしてみたからこそ、新しい世界がひろがり、楽しい音楽ライフを送っています
この記事ではブランクがあるかたの吹奏楽団のさがしかたや、選ぶポイント
入団後の心がまえなどをわかりやすく説明していきます
吹奏楽団にはいりたいけど迷っているかたはぜひ、参考にしてみてくださいね
吹奏楽団のさがしかた
サイトでさがす
団員募集のサイトで、希望の地域の吹奏楽団をさがしてみましょう
サイトの情報は古い場合があるので、更新日が最近か確認してね
SNSでさがす
今はほとんどの吹奏楽団がインスタグラム・X(旧Twitter)・Facebookなどで活動の宣伝をしています
練習内容が書いてあったり、写真では楽団内の雰囲気もつたわってくるので、気になっている吹奏楽団があればフォローしてこまめにチェックしましょう
知り合いに紹介してもらう
すでに吹奏楽団にはいっているお友達や知り合いに紹介してもらうのもおすすめです
誰も知っている人がいない中にとびこんでいくのは勇気がいりますよね
間にはいってもらえる人がいるだけで、受け入れるほうも行くほうも両方が安心です
OBバンドにはいる
出身校のOB・OGバンドがあるところも多いのではないでしょうか
40代・50代のかただと、かつての顧問の先生や指導者がすでに変わっている可能性が高いですがOB・OGだと入団のハードルは低くなります
定期的に集まって活動していなくても、出身校の演奏会前に集まって練習して出演する、というスタイルもよく見かけます
社会人吹奏楽団にはいる前のウォーミングアップに参加してみてもいいかもしれません
演奏会やイベントにいってみよう
吹奏楽団は大きなホールをかりて自主開催をする定期演奏会や、地元のイベントに出演するなど幅広い活動をしているところがほとんどです
気になる吹奏楽団があれば、SNSで出演情報をチェックし、一度ぜひ生の演奏を聴いてみましょう
実際に演奏を聴くことでレベルもある程度わかりますし、楽団内の雰囲気もわかります
吹奏楽団を選ぶポイント
指揮者・指導者はどんな人か
指揮者・指導者は各吹奏楽団によってさまざまです
有名な指揮者やプロの演奏家が指揮を振っている楽団もあれば、団員が振っている楽団もあります
また、下振りは団員がして、本番前の数回と本番はプロが振る、など数えるほどしか指揮者が来ない、なんてこともあります
「この指揮者・指導者のもとで吹奏楽がしたい!」とこだわりのあるかたはどれくらいの頻度で指導してもらえるのか、確認しましょう
コンクールは出場してる?
コンクールに出場している吹奏楽団は「かならず練習に参加すること」などの条件があるところが多いようです
また、レベルが高い楽団がほとんどです
「学生時代のようにまたコンクールに出てみたい」というかたはチャレンジするのもいいでしょう
コンクール出場の情報は、各吹奏楽連盟のホームページから確認ができます
オーディションはある?
全体的にオーディションをおこなっている吹奏楽団は少ないですが、実施している楽団もあります
オーディションをおこなっている楽団は、コンクールで支部大会や全国大会を目指しているレベルの高い楽団が多いようです
ブランクがあってオーディションを受けるのはハードルが高いので、まずは実施していない楽団を選ぶほうがいいでしょう
どんなジャンルの曲を演奏しているか
吹奏楽団によっては「クラシックのアレンジ曲のみ」や「ポップスのみ」など演奏する曲にこだわりをもっているところもあります
また近年は「ゲーム音楽専門」や「アニメ曲専門」などの楽団もふえてきています
もちろん、幅広くいろんなジャンルを演奏する楽団もたくさんあります
自分がどんな曲を演奏してみたいのかも、吹奏楽団を選ぶポイントです
入団前に確認すること
希望のパートが募集中か確認する
入団したいと思った楽団があっても、希望の楽器のパートが募集していなければ入団するのは難しいかもしれません
募集状況がホームページなどに記載されていなければメールでお問い合わせをしましょう
また、演奏会やコンクールの2・3か月前あたりからは新入団員の募集を停止する楽団も多いので合わせて確認しましょう
練習場所を確認する
いざ入団したとしても、練習場所が自宅や職場から遠い場合や通いにくい場合は足が遠のいてしまうかもしれません
ましてや重たい楽器や譜面などをもちながらの移動は大変なので、練習場所にムリなく通えるかどうかは非常に重要です
また、車で練習にいく場合は駐車場はあるのか、ある場合は無料か有料かも確認しましょう
練習時間を確認する
社会人吹奏楽団は平日の夜に練習しているところもあれば、土日のお昼に練習しているところなどさまざまです
仕事や家のことと両立できる練習時間帯か、自分のライフスタイルに合っているかはとても大事です
費用を確認する
入団後にかかる費用について確認しましょう
一般的にかかる費用
- 入団費 1,000円 ~ 3,000円程度
- 月々の活動費 2,000円 ~ 3,000円程度
- 演奏会費 10,000円 ~ 15,000円程度 年に1回ほど
- ユニフォーム代 おそろいのTシャツやブレザータイプなど、団によってさまざまです
入団前にはかならず見学にいきましょう
楽器を持っているのであれば、かならず持って見学にいきましょう
譜面台もあれば持っていきましょう
打楽器のかたはスティックを持っていくといいでしょう
つば抜きが必要な楽器の人は、床にひくタオルなども必要です
楽器を持っていったら、一緒に合奏に参加できる場合がほとんどです
楽譜はもちろん初見になりますが、積極的に演奏してくれたほうがよろこばれます
団員は見学に来てくれるのをとても楽しみにまっています
連絡もなくドタキャンするのだけはやめましょう
吹奏楽の活動はお金がかかる
吹奏楽の活動にはある程度お金がかかります
ほとんどの楽団は「打楽器以外の楽器は所有していること」が条件にあります
もし、長い期間使っていない楽器を持っていたとしたら、まずはメンテナンスにださないと使える状態ではないかもしれません
続けていくにも定期的なメンテナンスは必要です
そもそも楽器を持っていなければ購入するか、借りるかしなければいけません
その他にも、学生時代には学校の備品であったミュートなども自分で購入しないといけません
楽器をもっていなかったらどうしたらいい?
多くの楽団は「楽器を所有している」ことが条件としてありますが、楽器の貸し出しをしている楽団もありますのでお問い合わせをしてみましょう
楽器のサブスクを利用し、「レンタルする」という方法もあります
購入する場合は、中古楽器を購入するのも選択肢のひとつです
フリマサイトなどでもたくさん出品されていますが、しっかりリペアされている楽器店での購入をおすすめします
サックス、トランペット、トロンボーン、フルート、管楽器なら何でも揃う石橋楽器店へ!ブランク後に活動を再開するときの心がまえ
自分のレベルを認識しよう
学生時代にいくらバリバリと吹いていた、パートリーダーで活躍していたとしてもそれは過去のはなしです
つい最近まで現役だった若い世代にはかないませんし、ブランクなく続けてきている同世代にももちろんかないません
感を取り戻すまでに時間はかかりますし、学生時代のようにはいかないでしょう
そこはしっかりと割りきって「音楽を楽しむ」ことに専念しましょう
楽団の運営には積極的に参加しよう
吹奏楽団の運営は、楽団員全員の協力があってこそ成り立ちます
打楽器の運搬や練習会場のイスの設営など、積極的に行いましょう
自分のパート以外の人たちとも仲良くなれるきっかけにもなります
入団後の練習
社会人吹奏楽団は学校の部活とはちがい、週に1~2回の練習日しかありません
貴重な練習時間ですので、ほとんどが合奏練習になるでしょう
個人でロングトーンや基礎練習をする時間はほとんどありませんが少しでもブランクを取り戻すためには個人練習は必須です
この記事のまとめ
学生時代に青春をささげてきた吹奏楽にふたたびチャレンジするのなら
子育てがひと段落した40代・50代のかたは今がチャンスです!
ブランクがあっても音楽が楽しいことにはかわりはありません
ぜひ自分にぴったりな吹奏楽団をさがして、大人の吹奏楽を楽しみましょう!