楽器を再びはじめたけど、なかなか学生のころのように吹くことができない・・・そんなふうに思い悩んでいませんか?
わたしも20年以上ブランクがあり、なかなか思うように吹けずに何度も落ちこみました
でも、今と学生時代では体力もちがいますし、練習環境もちがうので同じようにいかないのは当然のことです
少しずつ練習をかさねていけば、昔のようにバリバリとは吹けなくてもある程度は取り戻すことはできます
なぜなら学生時代にコツコツと積み重ねてきた基礎は、しっかり体が覚えているからです
この記事ではわたしがブランクを取り戻すためにしてきた練習方法や、今も実践していることをお伝えします
ブランクはすぐには取り戻せない
学生時代はほぼ毎日練習をしていましたが、社会人吹奏楽団は週に1回、多くて2回ほどの練習日しかありません
「楽器を吹くのを1日休むと、取り戻すのに3日かかる」と言われていませんでしたか?
毎日吹いていたときは1日休んでもすぐに取り戻せましたが、今現在は1週間ぶりに楽器を吹くと口が完全にリセットされてます・・・
社会人吹奏楽団は練習日程が限られているため、練習のほとんどが合奏練習になります
合奏前に少しでも基礎練習をしようと思っていますが、10分~15分ではとてもじゃないけど合奏でしっかり吹ける状態にはもっていけません
なのでブランクを少しでも取り戻すためには、練習日以外でも個人で練習をしていかなければなりません
楽器なしでもできる練習
マウスピースを吹く
金管楽器はマウスピースだけで音階が吹けるので、楽器が吹けないときの練習には最適です
チューナーを見ながらロングトーンをしたり、メトロノームに合わせてタンギング練習などをします
音源を聴きながら楽譜を吹いたりもします
歩きながらタンギング練習をする
通勤中や職場で社内を移動中に、よくエアータンギングをしています(マスクをしている時だけです!)
あるきながら「TuKu TuKu Tuku Tuku・・・」「Tutuku Tutuku・・・」と、ダブルタンギング・トリプルタンギングを歩調に合わせながらします(早いタンギングをしたいときはめちゃ早歩きになります)
口は楽器を吹いてるつもりのアンブシュアをつくります
いつもの基礎練習のように、B♭から4拍ずつ音階を上がっていってるつもりでタンギングをします
エアータンギングだけでも舌がものすごく疲れるので、ぜひ1度ためしてみてください
口の周りの筋肉をきたえる
楽器を吹くためにはふだんは使わない口の周りの筋肉をつかいます
毎日楽器を吹くことができれば自然ときたえられますが、週に1~2度しか吹けないと合奏中にすぐに疲れてバテてしまします
そこでわたしはふだんの生活のなかで
- 割りばしをくわえる
- 楽器を吹いている時のアンブシュアを保つ
ということを取り入れ、口の周りをきたえるようにしています
割りばしは歯でかむのではなく、くちびるでくわえます
けっこう口の周りがつかれますので、ぜひためしてみてください(わたしはときどき家事をしながらくわえています)
また、仕事中や通勤電車の中では口を真横にひいてアンブシュアの形をつくり、口の周りを意識するようにしています(マスクをしている時だけです)
金管楽器を吹く時のアンブシュアは自然と口角があがりますので、ふだんから意識しているとリフトアップの効果もあるので一石二鳥ですよ♪
楽器を吹いて練習する
ミュートを使って練習する
自宅に防音室があって練習できる人はなかなかいないですよね
もし自宅ですこしでも楽器を吹きたいのでしたら、プラクティスミュートを使うことをおすすめします
ですが、思ったように音がでないので吹いていてけっこうストレスがたまるんですよね
なのでプラクティスミュートをつけての長時間の練習はさけたほうがベターです
個人で練習室を借りる
個人で借りることのできる練習室は、自治体が運営しているところや民間が運営していところなどさまざまです
自治体の練習室は比較的料金が安く設定されているのでおすすめです
練習室代を少しでもおさえたいのであれば、楽団の仲間や友人と数人で借りて、割り勘にしてもいいですね
カラオケボックスで練習する
カラオケボックスでの練習は部屋代が安いところも多いのでおすすめです(わたしが行っているカラオケボックスは3時間で500円です。しかもフリードリンク付きです!)
しかし完全な防音ではありませんので、となりの部屋から歌声が聞こえてきて気が散ってしまうこともあります
お店によっては楽器の練習が不可のところもありますので、事前に電話をして確認しましょう
基礎練習を中心に教則本も活用する
個人練習は、ロングトーンやリップスラー・跳躍・タンギングなどの基礎練習と合わせて、教則本の練習もぜひ取り入れましょう
基礎練習も教則本も、かならずメトロノームを使って練習をしましょう
まとめ
ブランクを取り戻すためには、個人練習が必要です
また、ふだんの生活のなかでも楽器を吹くためにとりいれられることがあります
楽器を吹いての練習は基礎練習と教則本の練習をしっかりして、決してあせらずにムリのない範囲ですこしずつ取り戻していきましょう